『産後ママっぽい姿勢』にならないために意識したいこと

2022年2月21日月曜日

産後 産後のトラブル 姿勢 首こり

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理想的な姿勢とは

・重心線が耳垂-肩関節-大転子-膝関節の前方-外果の前方を通る。
・骨盤は前後にバランスがとれている。
・腹筋・背筋・股関節前面筋・後面筋が釣り合っている。

理想的な姿勢

理想的な女性の骨盤の傾きとは

立位で体を横から見たときに、上前腸骨棘(腰骨の一番高い場所)と恥骨結合の上縁(恥骨の一番高い場所)を結んだラインが床に対して垂直(同じ高さ)であれば、理想的な骨盤の傾きだといえます。
女性にとって理想的な骨盤の傾きとは、腹圧や骨盤内臓器による下方への圧力が分散され骨盤底筋への負担が最小限となります。
骨盤前傾の方は、このラインが前に傾き、後傾の方は後ろに傾きます。
どちらも腹圧や骨盤内臓器の圧が分散されず、骨盤底にストレスがかかりやすくなります。
産後は出産により、骨盤底筋が弱化しているため、ストレスがかかることで、姿勢不良、腰痛、尿もれ、ぽっこりお腹など、様々な症状を引き起こす原因となります。
理想的な骨盤の傾き

姿勢の種類は大きく4タイプ

姿勢の分類

この中で産後ママに多い姿勢が「スウェイバック」と「胸椎後弯-腰椎前弯」です。

スウェイバック姿勢

スウェイバック姿勢は、上半身に対し骨盤が前方に変位した姿勢が特徴です。
骨盤は後傾位になりやすいですが、妊娠中や産後の女性は骨盤前傾位になりやすいです。
この骨盤が前方に変位した状態は、腹筋群が不活性になりやすく、股関節の靭帯と仙腸関節周囲の靭帯に体を預けて支えてもらっているため、関節や靭帯へのストレスが大きくなり腰痛や骨盤痛の原因になりやすいです。
また頭部も前方に偏位しやすく、首こり・肩こりの原因にもなります。
スウェイバック姿勢

胸椎後湾-腰椎前腕姿勢

胸椎後弯-腰椎前弯姿勢は骨盤が前に傾いて腰が反って猫背になります。
反り腰のため、腰背部の過緊張や腸腰筋などの股関節屈筋に短縮をおこしやすいです。
スウェイバック同様に頭部が前方に偏位しやすいため、首こり・肩こりを引き起こします。
胸椎後弯-腰椎前弯姿勢

不調の原因は不良姿勢

産後は妊娠・出産による体のダメージにより不良姿勢になりやすいです。
不良姿勢が続くと、筋肉や神経の癒着、骨盤の歪み、筋緊張異常、血行不良、痛み、自律神経の不調などを引き起こします。
不良姿勢による産後の不調

自分の姿勢の特徴をとらえ、理想的な姿勢と比べてみましょう。
ポイントは骨盤の傾き!!
骨盤を理想的な傾きに整え、肋骨と骨盤の距離を長く保つように心掛けるだけで、理想的な姿勢に近づき体調やスタイルにも変化が出てくると思います。
肋骨-骨盤の長さを縮めない!!

この姿勢をKEEPするのは大変ですが、まずは頻回に意識するだけでも体は変わっていきます。
骨盤の傾きを意識して姿勢を整え、不調とサヨナラしましょう!!

☆この記事を書いたのは福岡の産後セラピストmiyuki

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