骨盤とは?
骨盤の構造
骨盤は左右の寛骨と仙骨の3つで構成されます。
この3つの骨を連結するために仙腸関節と恥骨結合が存在します。
この3つの骨を連結するために仙腸関節と恥骨結合が存在します。
この骨盤は骨関節、靭帯、筋・筋膜などによって関節を安定させていますが、妊娠中や産後は、ホルモンや出産の影響でこの仙腸関節や恥骨結合の靭帯による安定が低下するだけでなく、筋力低下により筋や筋膜による2次的な安定化システムも弱くなってしまいます。その為、仙腸関節や恥骨結合への負担が増大し、妊娠中や産後は骨盤や腰の痛みが出現しやすくなります。
骨盤はどう動く?
骨盤は、前傾・後傾、内旋・外旋、上方回旋・下方回旋の動きと、これらを組み合わせた複合的な動きを行います。
それぞれの骨は独立して動くことはなく、3つの関節が骨盤内で連動して動きます。
1つの骨がアライメント変化をおこすと、他の2つの骨も連動して位置を変え、骨盤全体のアライメント変化が生じます。
それぞれの骨は独立して動くことはなく、3つの関節が骨盤内で連動して動きます。
1つの骨がアライメント変化をおこすと、他の2つの骨も連動して位置を変え、骨盤全体のアライメント変化が生じます。
骨盤の前傾と後傾 |
骨盤の内旋と外旋 |
骨盤の上方回旋と下方回旋 |
骨盤の複合運動の例 |
骨盤はなぜ歪む?
骨盤の歪みは、悪い姿勢や生活習慣、繰り返される動作によって引き起こされます。
例えば、脚を組む、横座り、片側抱っこなどの姿勢は、骨盤が左右非対称なアライメントになりやすいため骨盤の歪みが助長されやすいです。
例えば、脚を組む、横座り、片側抱っこなどの姿勢は、骨盤が左右非対称なアライメントになりやすいため骨盤の歪みが助長されやすいです。
多くの産後ママが、左右の骨盤が非対称なアライメントになっています。
骨盤が歪んだ状態(骨盤のマルアライメント)は、筋肉の過緊張や血管・神経などを圧迫することで痛みの原因となりやすく、産後の不調もこのマルアライメントが原因である場合が多いです。
骨盤が歪んだ状態(骨盤のマルアライメント)は、筋肉の過緊張や血管・神経などを圧迫することで痛みの原因となりやすく、産後の不調もこのマルアライメントが原因である場合が多いです。
こんな姿勢になってませんか? |
骨盤のゆがみcheck
骨盤の歪みは体表から正確に把握するのは難しいため、複数のテストを組み合わせて評価していきます。
指標となるのは、上前腸骨棘(ASIS)と上後腸骨棘(PSIS)です。
指標となるのは、上前腸骨棘(ASIS)と上後腸骨棘(PSIS)です。
ASISは前から骨盤を触った時に、一番高い位置にある部分
PSISは骨盤を後ろにたどり最も突出している部分
骨盤の左右の高さをチェック
①ASISの高さをチェック
②PSISの高さをチェック
骨盤の前・後傾をチェック
ASISとPSISの幅が、3横指以上であれば骨盤前傾が強い、2横指未満は骨盤後傾が強いと評価されます。
骨盤の前・後傾を左右で比較
仰向けで膝を立てた姿勢から膝を左右に揺らし骨盤を回転させる。
回転しにくい側の骨盤が相対的に後傾位になっています。
回転しにくい側の骨盤が相対的に後傾位になっています。
仙骨の傾きをチェック
椅子座位で腕を組み、背中を丸くして左右に振り向く。
振り向きやすい側に仙骨が向いている可能性があります。
振り向きやすい側に仙骨が向いている可能性があります。
骨盤の荷重伝達をチェック
両手を胸の前で組んで片脚立ちを行う。
3秒以上保持できない、又は骨盤に痛みが生じる方は、仙腸関節や恥骨結合の安定性や機能低下を起こしている可能性があります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
産後に自分の骨盤の歪みが気になっている方多いと思います。
産後の骨盤の問題は、筋肉や神経の癒着、靭帯の問題、不良姿勢や筋張力の低下など、産後特有の問題により引き起こされているケースが多いです。
骨盤の歪みがある方は、生活の中で骨盤が左右非対称な姿勢にならないよう気を付けましょう。
産後に自分の骨盤の歪みが気になっている方多いと思います。
産後の骨盤の問題は、筋肉や神経の癒着、靭帯の問題、不良姿勢や筋張力の低下など、産後特有の問題により引き起こされているケースが多いです。
骨盤の歪みがある方は、生活の中で骨盤が左右非対称な姿勢にならないよう気を付けましょう。
骨盤矯正などの骨盤ケアを考えている方は、産後に精通したセラピストに依頼することをお勧めします。産後の体はとてもデリケートなため荒っぽい施術はNGです。また良いコンディションを自分でKeepできるよう、エクササイズもしっかり指導してもらいましょう(^^)/
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