産後のトラブル『尿漏れ(尿もれ)』~第6回~骨盤底筋体操で結果がでない人の理由。

2022年4月13日水曜日

骨盤底筋 産後のお悩み 産後のトラブル 尿もれ

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尿もれの原因として、加齢や出産、肥満などで骨盤底筋衰えたり、緩むことで、尿道や肛門を引き締める力が弱くなり、尿もれが生じやすくなるといわれています。
骨盤底筋とは骨盤の底をハンモック状に支える筋群の総称です。
子宮や膀胱などの骨盤内臓器を支える働きをしています。
骨盤底筋を鍛えることで、尿もれを予防したり尿もれの改善をはかることができます。
しかし、骨盤底筋体操をやっても尿もれが改善しないという産後ママは意外と多いです。
どうしてでしょうか??

骨盤底筋体操の効果が出ない人の理由

その1)運動が続かない
骨盤底筋体操で効果を実感するには1~3か月の継続したトレーニングが必要です。
継続すれば効果は実証済みですが、なかなか継続するのって難しいですよね。

その2)骨盤底筋の動かし方が間違っている
骨盤底筋を正確に動かすことはとても難しいです。
代償動作を使って骨盤底筋を動かしてる風になっている人も多いです。

その3)運動が正しくできているか不安がある
正しく実施できているかもわからない運動なんて続かないですよね。
専門家に「その運動でOK、そのまま継続すれば大丈夫!」とか言ってもらえれば頑張れそうだけど。ネット情報だけで一人で頑張るのはしんどいです。

その4)骨盤底筋自体に問題がある
骨盤底筋は出産の際に引き伸ばされ損傷します。
損傷した骨盤底筋は、ダメージと周囲組織との癒着によりうまく働かない状態
になってしまいます。
この骨盤底筋のダメージと癒着が、骨盤底筋の回復を阻害する一番の原因だと考えています。

産後の改善しない尿もれの原因、筋肉の癒着って!?

産後何か月経っても改善しない尿もれの原因は、骨盤底筋の緩みというより、骨盤底筋の癒着により骨盤底筋がうまく働けていない可能性があります
出産の際に骨盤底筋は過度に伸張され損傷します、また会陰切開でも骨盤底筋は損傷します。
損傷した筋肉は修復する過程で周囲の組織と癒着をおこし硬くなってしまいます。
筋肉は本来、収縮したり伸張したり、滑走することで筋力を発揮しますが、癒着のある筋肉は滑走できず、筋力をしっかりと発揮することが出来ません。

産後に自転車のサドルに座るのが痛い、お湯もれ、空気もれがある、脚が開きにくくなった、性行為痛があるなどの症状がある方は、骨盤底筋が癒着し硬くなっている可能性があります。
まずは、鍛える前に骨盤底筋を柔らかくし、動かしやすい状態にすることが必要です。

骨盤底筋エクササイズ

<タオルを使った簡単エクササイズ>

ハンドタオルをおしぼり状に丸めます。
タオルを椅子の上に縦に置き、その上に座ります。
タオルのあたっている部分が骨盤底筋です。
座った状態で脚を開く・閉じる、骨盤の前傾・後傾をして骨盤底筋を緩めていきます。
最後にお腹を引き締め息を吐きながら骨盤底筋を収縮させます。
タオルのあたっている部分が上方に引き上げられる感覚があればOKです。
硬くなった骨盤底筋を柔らかくし、骨盤底筋が働きやすい状態を作ることで、運動の効果を高め、尿もれ改善をはかることが可能となります。
※痛みのない範囲でおこないましょう。

こういったエクササイズでも症状が改善しない場合は、徒手的に骨盤底筋や膀胱、尿道周囲の癒着をリリースすることが必要です。
Re mamaでは、こういった癒着が原因で尿もれ引き起こしている方に対し、骨盤底筋や尿道、膀胱の癒着をリリースすることで、骨盤底筋や尿道本来の働きを取り戻していきます。
尿もれの原因に対し直接アプローチしていくことで効果も期待できます。

尿もれでお困りの方は是非Re mamaにご相談下さい。


☆この記事を書いたのは福岡の産後セラピストmiyuki

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