「お尻から何かが飛び出しそう」
「股に何かが挟まった感じ」
「陰部が重たい、下がってくる感覚」
日常的にこの感覚を持ってる人もいれば、ジャンプやトランポリンをすると臓器が下がる感覚があるという人もいます。
私も産後4年たっても、この臓器下垂感をずっと感じていました。
私も産後4年たっても、この臓器下垂感をずっと感じていました。
長時間の立位でなんとも言えない臓器の重み、トランポリンではお尻から内臓が飛び出すかと思うくらい臓器が下がる感覚。本当に不快ですよね。
この不快な臓器下垂感って何でしょうか。
骨盤臓器脱
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直腸瘤 |
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子宮脱 |
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膀胱瘤 |
発生率は、膀胱瘤82.3%、直腸瘤45.6%、子宮脱37%です。
(参考:理学療法士のためのウィメンズ・ヘルス運動療法)
骨盤臓器脱の原因は?
骨盤臓器脱の最大の原因は、経腟分娩といわれています。
経腟分娩を経験した女性の50%に骨盤臓器脱があり、発症リスクは未産婦に対し、2回の経産婦で8.4倍、4回以上の経産婦で10.9倍です。
経腟分娩を経験した女性の50%に骨盤臓器脱があり、発症リスクは未産婦に対し、2回の経産婦で8.4倍、4回以上の経産婦で10.9倍です。
その他肥満や重量物の持ち上げ作業、排便時のいきみ、慢性的な咳、加齢なども原因とされています。
骨盤内の臓器は骨盤底筋や筋膜、靭帯で支えられています。
出産などでこれらの組織が脆弱し、支持組織が破綻すると骨盤臓器脱が起こります。
出産などでこれらの組織が脆弱し、支持組織が破綻すると骨盤臓器脱が起こります。
臓器下垂感のもう一つの正体
自分は骨盤臓器脱だと思っている人の中には、臓器が下がっている感覚があるのに、実際は臓器が下降していない、つまり骨盤臓器脱ではない人も多くいます。
えっ?ですよね。
臓器は下垂してないのに、臓器下垂感は出現するということです。
この臓器下垂感の原因は骨盤底筋、特に会陰部が硬くタイトになっているためです。
本来、骨盤底筋は滑走性のある筋肉ですが、出産で傷ついた骨盤底筋は滑走性を失い硬くタイトになってしまいます。この硬い骨盤底筋が骨盤の底で臓器と癒着することで臓器下垂感が生じることがあります。
こういった方は、骨盤底筋を緩めて柔らかくすることで臓器下垂感が解消することがあります。
臓器は下垂してないのに、臓器下垂感は出現するということです。
この臓器下垂感の原因は骨盤底筋、特に会陰部が硬くタイトになっているためです。
本来、骨盤底筋は滑走性のある筋肉ですが、出産で傷ついた骨盤底筋は滑走性を失い硬くタイトになってしまいます。この硬い骨盤底筋が骨盤の底で臓器と癒着することで臓器下垂感が生じることがあります。
こういった方は、骨盤底筋を緩めて柔らかくすることで臓器下垂感が解消することがあります。
骨盤底筋エクササイズ
現在、骨盤臓器脱の保存的治療のスタンダードは骨盤底筋トレーニングです。
一般的に知られている、ケーゲル体操という骨盤底筋の運動を行う前に、骨盤底筋を緩めるエクササイズを取り入れることで、運動効果が得られやすいです。
一般的に知られている、ケーゲル体操という骨盤底筋の運動を行う前に、骨盤底筋を緩めるエクササイズを取り入れることで、運動効果が得られやすいです。
骨盤臓器脱や臓器下垂感の治療ステップ
①骨盤底筋を緩めて柔らかくする②筋の収縮感覚を取り戻す
③筋力を回復させる
このステップが非常に重要です。
このステップが非常に重要です。
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